ビノ・ヘネロソ
フィノはパロミノ種のブドウから造られる辛口の白ワインで、マンサニーリャと同様に酵母の層から出来るフロールの膜の下で熟成します。アメリカン・オーク樽でクリアデラとソレラのシステムによる伝統的な方法で行われ、湿度と温度の厳しい微小気候条件を満たす必要のあるボデガで、すべての熟成期間中にフロールを維持できるようにします。
輝きのある麦わら色から淡い黄金色。シャープでデリケートなアロマとわずかにアーモンドを思わせる香り、焼きたてパン生地や野生のハーブのニュアンスがあります。味わいは非常にドライで繊細かつ軽やかです。後味にはアーモンドの香りが戻り、心地よい爽快感が残ります。
フィノは特に味蕾を刺激する作用があります。この作用により、フィノはより食事を楽しむための口中を整えてくれる理想的な食前酒なのです。加えてこのタイプのシェリーの利点は、食事のすべての風味を増大させることです。だからこそグラスのフィノはどんな食事とも相性が良い、と認められているのです。
フィノはパロミノ種のブドウのモストを完全発酵させたものから造られます。このベースワインはフロールの膜の形成を促すために、アルコール度数15％に酒精強化されます。この酵母でできた自然の保護膜は、熟成中のワインを酸化から守り、非常に特別な官能特性を与え続けるのです。
この生物学的熟成のプロセスは最低2年間、アメリカン・オークで作られた樽で伝統的なクリアデラとソレラのシステムによって行われます。
前菜やあらゆるタパス、特にオリーブ、ナッツ、イベリコ豚の生ハムなどに最適なワインです。
魚介類、特に塩味の強いもの（アンチョビ）、生魚（刺身）に最適です。
酢酸の含有量が少ないため、酸味の強い料理（酢を使ったドレッシング、マリネなど）や、冷たいスープ（ガスパチョ、アホ・ブランコ）と非常によく合います。
アイスバケツに氷と水を入れて、 6 - 8º C でお召し上がりください。
様々な味わい、塩味の強いもの、味の濃いものにとてもよく合います。
もしあれば、伝統的なカタビノと呼ばれるグラスで幅の広いもの、もしくは白ワイン用のグラス。
