シェリー&マンサニーリャ原産地呼称統制委員会は、去る6月、ヘレス=ケレス=シェリー、マンサニーリャ=サンルーカル・デ・バラメダ原産地呼称のオフィシャル活動で使用するワインボトル用のラベル、キャップシールの新デザインのコンテストを開催しました。
審査には統制委員会の広報部門のメンバーの他、異なる分野のデザイナーが加わり、先の統制委員会のマーケティングに10年間携わってきたビビアナ・ドメック氏と、コンテンポラリー芸術家として活躍するブランカ・デル・リオ氏らを擁するクリエイティブスタジオ“+b”(マドリード)が優勝、1,000ユーロを獲得しました。彼らは、ワイナリーの新ラベルのデザインや、ロエヴェやブルガリのイラストの他、ホームページや、ブランディングまで数多く手がけており、新鮮で、わかりやすいデザインづくりを行なっています。
選考に際しては、伝統、革新、ダイナミズムという観点から、各ボタ(樽)にチョークでつけられるシェリーのタイプを表すマークという、シェリー&マンサニーリャ原産地呼称ならではのシンボルを使うデザインのオリジナリティが評価されました。
ラベルコンテストには、スペイン、オランダ、スウェーデン、ドイツ、アメリカ、イタリア、エジプト、ヴェトナム、インドなどを含む計34ヶ国より、200件を超える応募がありました。そして、世界中でシェリーのイベントを開催するインターナショナル・シェリー・ウィーク(2016年11月7日から13日まで、世界30カ国以上で2,000件を超えるイベントが開催中)という好機に今回の結果発表となりました。
この記事で示された見解や意見は著者のものであり、必ずしもシェリー原産地呼称統制委員会のそれを代表するものではありません。
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