シェリー3000年の歴史のなかで、対外輸出は常に大きな割合を占めていました。現在は最大の市場が32%を占めるスペインですが、英国、オランダ、ドイツといったヨーロッパ諸国が続き、対EU輸出だけで60%に及んでいます。
10月4日火曜日、WSET向けワイン教室を運営するカプラン・コーポレーションで開催された、シェリー原産地呼称統制委員会会長、ベルトラン・ドメック氏によるセミナーはシェリーの市場のテーマから始まりました。
タイプ別にみると、嗜好がはっきり分かれています。英国と米国はクリーム。オランダとドイツはミディアム。スペインと日本はマンサニーリャとフィノが圧倒的な割合を締めています。
日本で一番消費量が多いフィノはフロールと呼ばれる酵母の膜のもとで熟成する生物学的熟成タイプということで、ワインに対するフロールの影響に参加者は注目していました。
試飲はミリオン商事提供、ルスタウ社の製品:Manzanilla Papirusa, Fino Jarana, Amontillado Los Arcos, Oloroso Don Nuño, Cream East India, Pedro Ximénez San Emilio
この記事で示された見解や意見は著者のものであり、必ずしもシェリー原産地呼称統制委員会のそれを代表するものではありません。
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